メタバースを用いた、ヘルスケアやウェルビーイングの取り組みは研究レベルから実装段階のものまで複数すでに存在する。医療行為との連携も進む中、機微性の高い情報を扱ったり、生命、身体、精神への作用があることから、慎重な取り扱いも求められる。既存の医療に対する規制、メタバースへの規制の双方が交錯する領域における、適切なガバナンスのあり方に関して、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターを中心に行われている議論に関して紹介する。
大塚勝
デジタルユニット ジャパンヘッド
鳴海拓志
東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授
藤田卓仙
慶應義塾大学医学部 特任准教授 世界経済フォーラムC4IRJ